ここであえてのアベンジャーズ
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原題:Spider-Man: Homecoming
2017/アメリカ 上映時間133分
監督・脚本:ジョン・ワッツ
製作:ケビン・ファイギ、エイミー・パスカル
製作総指揮:ルイス・デスポジート、ビクトリア・アロンソ、パトリシア・ウィッチャー、ジェレミー・レイチャム、アビ・アラド、マット・トルマック、スタン・リー
共同製作:レイチェル・オコナー、エリック・ハウサーマン・キャロル、ミッチ・ベル
原作:スタン・リー、スティーブ・ディッコ
原案:ジョナサン・ゴールドスタイン、ジョン・フランシス・デイリー
脚本:ジョナサン・ゴールドスタイン、ジョン・フランシス・デイリー、クリストファー・フォード、クリス・マッケーナ、エリック・ソマーズ
撮影:サルバトーレ・トチノ
美術:オリバー・スコール
衣装:ルイーズ・フログリー
編集:ダン・レーベンタール、デビー・バーマン
音楽:マイケル・ジアッキノ
音楽監修:デイブ・ジョーダン
視覚効果監修:ジャネク・サーズ
出演:トム・ホランド、マイケル・キートン、ジョン・ファブロー、ゼンデイヤ、マリサ・トメイ、ロバート・ダウニー・Jr.、ドナルド・グローバー、タイン・デイリー、トニー・レボロリ、ローラ・ハリアー、ジェイコブ・バタロン、アンガーリー・ライス
パンフレット:★★★★☆(950円/を購入。なかなか豪華です)
(あらすじ)
ベルリンでのアベンジャーズ同士の戦いに参加し、キャプテン・アメリカのシールドを奪ったことに興奮するスパイダーマンこと15歳の高校生ピーター・パーカー(トム・ホランド)は、ニューヨークに戻ったあとも、トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr.)からもらった特製スーツを駆使し、放課後の部活のノリで街を救う活動にいそしんでいた。そんなニューヨークの街に、トニー・スタークに恨みを抱く謎の敵バルチャー(マイケル・キートン)が出現。ヒーローとして認めてもらい、アベンジャーズの仲間入りをしたいピーターは、トニーの忠告を無視してひとりで戦いに挑むのだが……。(以上、より)
予告編はこんな感じ↓
80点
※この映画は、ネタバレを知らないで観た方が絶対面白いので、未見の人は読んじゃダメ!m9`Д´) ビシッ
※この映画に関しては、を読んだり、を聴いたりすると良いザンス。
※この映画の小ネタの数々に関しては、が超タメになるので、要チェック!
※今回の記事は、ダラダラして読みにくいので、読まなくて良いザンス。
…というのはどうでも良いとして。「あのを撮ったジョン・ワッツ監督作」ということで、に期待してましてね。で、8月11日の公開直後のタイミングで、愛聴しているラジオ番組の週刊映画時評コーナーの課題映画になったので、まずはで鑑賞したんですけれども(8月14日=に前売り券を使うという屈辱!)。ちょうどその週末、に出演することになっていたため、ブログを書く時間的&精神的余裕がなくて、いつものように番組の放送前にアップすることができなかったのです… (´・ω・`) ザンネン
3番スクリーン、かなり混んでたような。
番組当日は、を着用して出演いたしました。
その後も仕事がバタバタして記事を更新する機会を逸してしまったので、「どうせならマイケル・キートンが経営者役をしているを観て、さらにもう1枚ある前売り券を使ってから感想を書こう」と思い立ったんですが、しかし。気付けばいつの間にか10月になってましてね…(遠い目)。先週水曜日、にて、と勝手な“アメコミ映画2本立て”にして、やっと2回目を鑑賞してきました。とても面白かったです!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ! もうね、を読めばいいじゃない気分がムンムンなんですが、一応、僕なりの駄文を残しておきますよ。
2回目の以来の。
スクリーン9、20人ぐらいいた記憶。上映中にスマホを頻繁に見るバカがいて迷惑でした。
けど、飲み物はペプシネックスさ!
乱暴にあらすじを書いておくと、廃品回収会社を経営するがニューヨーク市から仕事を受注し、の後始末のために新しい機械を入れたりして、張り切っていたところ! いけ好かない金持ち野郎の息がかかったダメージコントロール局(偉そうなクズ揃い)に仕事を奪われましてね… (‘A`) ドウシヨウ 困ったトゥームスは、自分の家族や従業員の生活のために、の武器の残骸などを使って作ったハイテク武器の密売をスタート。その8年後、「社長が高性能ウイングスーツを使ってお宝を盗む→開発担当のが武器を作る→チンピラっぽい部下が売りさばく」ってな感じで新事業は軌道に乗っていたんですが、が邪魔するようになってきたから困ったなぁと。このクモ男、愛娘のリズがで事故に遭った時、救ってくれたことはありがたかったけれど、取引を妨害した挙げ句、トゥームスが持っていた武器を暴走させてフェリーを真っ二つに破壊するような危険人物なのです。
せっかく残骸を処理する仕事をゲットしたのに、スタークの野郎に横取りされまして。
トゥームス社長は新事業=武器の密売を始めることに。
ウィングスーツを装着して、になるのだッ!ヽ(`Д´)ノ トブゼ!
ところが、せっかくの商売を変なクモ男が妨害してきたから面倒くせー。
フェリーを真っ二つにしたりと、クモ男はとんでもない奴なのでした。
しかも、の際に判明したんですが、リズを迎えに来たがそのクモ男だったからビックリですよ(ピーターの不自然な態度や声、娘との会話の内容でピンときた)。娘を助けてもらったこともあり、とりあえず殺さずに見逃してやったものの、もしかしたら青臭い正義を振りかざして邪魔をするかもしれないと思って、学校の駐車場に部下()を待機させていたら! 案の定、娘とのデートをすっぽかして妨害する気マンマンだったから、ブッ殺す!ヽ(`Д´)ノクソガキ! で、説教後にガレキに埋めたので、憎きスタークの引っ越し用飛行機からお宝を盗もうと思いきや、またもや邪魔してきてね… (‘A`) シツコイ 結果、飛行機は墜落して、ウイングスーツも壊れちゃって死にかけたんだけど、ちくしょう、ピーターが命を救ってくれたので、悪い子ではないんだなと。だから、刑務所でからクモ男の正体を聞かれた時は、ちょっとヒミツにしてみますた (・∀・) オシマイ
なんとクモ男の正体は、娘に気がある若僧ピーターだったから、世間って狭いのね。
娘を思うと殺すのも忍びないので警告してやったのに、やっぱり邪魔してきたのでガレキの中に埋めまして。
あとはスタークの引っ越し用飛行機のお宝を盗むだけだったのに…。
またまたコイツに邪魔されて、刑務所に収監されちゃうというね ┐(´ー`)┌
な〜んて、つい本作の悪役トゥームス社長(a.k.a.ヴァルチャー)目線であらすじを書いちゃいましたが(苦笑)、もちろんお話の中心はピーター・パーカー(a.k.a.スパイダーマン)ですよ。ピーターったら「“疑似的な父親”のトニー・スタークに認めてもらって、の一員になるッス!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ」と、学生生活よりも自警活動を優先するエヴリデイを送っていたら、危ない武器を密売してたトゥームス一味を発見! 自己流捜査で追い詰めるも、後先を考えない行動で多くの人を危険にさらしちゃったので、せっかくもらったを没収されたりしましてね。普通の高校生に戻ろうと、好意を抱いていたリズをホームカミングのパートナーに誘ってみれば、父親がヴァルチャーだったからドン引きしつつ、あーだこーだあって捕まえて。ラストは、仲直りしたトニーにアベンジャーズへ誘われるも、「僕はご近所を助けます (´∀`)」と地に足が着いたムードでめでたしめでたし…と思ったら! トニーとが婚約したっぽい流れから、スパイダースーツを着ているところをメイおばさんに見つかってエンドクレジットへ。最後は、が教育用映像を収録するシーンが映って終わってました。
フェリーを真っ二つにしちゃって、こんな風に怒られるも…。
最後は仲直りするのでした ( ´∀`)(´∀`) ナカヨシ
ラスト、ピーターに対して、僕もこののように思った次第。
あと、このミシェルがだということも判明したりしてましたな。
非常に楽しかったです。今回のピーター・パーカーは、これまでの実写版と比べると“子ども”なんですけど、それが新鮮で良かったというか。サンドイッチ屋が破壊された時点でもっと反省しろよ的に思うところはありましたが(あと、フェリーの事故は死者が出るレベルだと思う)、トム・ホランドの魅力的な幼顔のおかげで、基本的には「子どもなのに頑張ってるなぁ (´∀`) アラアラ」と微笑ましくて。A.I.搭載のハイテクスーツはちょっとズルい気がしたけど、「即死モード」とかツボに入ったので、まぁ、許す (・∀・) エラソウ トニーとの疑似的な親子関係なども含めて、“の世界観でスタートする「スパイダーマン」”としては、最高の出来ではないでしょうか。
トム・ホランド、このシーンで見せるフフン顔とか100点ですよ。もう21歳だとは信じられませんわ。
あらゆる機能が付いたスーツ。クライマックスに使わせないのは、良い展開だと思ったり。
つーか、今回の「スパイダーマン」は学生生活描写が良くて。他のヒーロー映画が広い世界を舞台にしている分、予想外に新鮮でした。先生&生徒が白人オンリーじゃなく多人種で構成されているあたりも良かったし(今のアメリカの学校は実際にそうみたいだし)、ピーターがまだ子どもなだけに、あの「認められたい」という必死な気持ちはスゲー納得できるし、「自警行為はご近所だけにして、学生生活を大事にします(o^-‘)b」という地に足が着いた教育的な着地もグッときたりして。なんて言うんですかね、僕的に最近のマーベル映画は「敵が宇宙から!(`Δ´;) ヌゥ」とか「異次元から!(°д°;) ヒィ!」とか「神に等しい存在が銀河を滅ぼそうとしてる!ヘ(゚∀゚*)ノ ドウニデモナーレ」といった壮大なスケールに疲れるところもあったから、本作は感じだった…って、伝わりますかね。
親友ネッドのこの台詞とか、他のMCU作品では出ないよなぁ。
だがしかし、僕の胸をもっとも掴んだのは、マイケル・キートン演じるトゥームスですよ。「リズの父親だった!Σ(゚д゚;)」という展開を1ミリも予想してなくて超驚いた…というだけでなく。ハッキリ言って、今まで出てきたMCUの悪役の中で最も感情移入したというか。僕も下請け業者として、取引先に振り回されることが非常に多いだけに、ダメージ・コントロール局の奴をぶっ飛ばした時は気分爽快だったし、「この金持ち野郎が!( ゚д゚)、 ペッ」とトニー・スタークへの敵意全開で鑑賞してましたよ(微笑)。「家族のためだと自分を正当化すれば、僕も違法行為に手を染めちゃいそうだな…」なんてアウトなことを思ったりもしてね(ちょっとを連想した)。それと、近ごろはの記者・滝川紗羽の「秘密を知る→黙ってるから独占取材させて!川`∀´) オホホホホホ」みたいな脅迫キャラの有利展開にイラ立つところがあったので、本作で脅迫してきた初代ショッカーをトゥームスが殺すシーンはでした (´∀`) ザマァ
非常に感情移入したトゥームス社長。「金持ちの2世」とか、よく考えたら僕も大嫌いだった!
この意見にも心底同意。青臭いガキが主張する“正義”なんて、聞く耳ナッシングなのだッ!m9`Д´) ビシッ
コイツを抹殺するシーン、故意じゃないにしても留飲が下がりましたよ。
って、ベタ褒めしてますが、不満な点はいくつかあって。せっかくトゥームスのキャラが立っているのに、彼の動機が掘り下げられなかったのが残念だったなぁと。もう1人の“疑似的な父親”として、もう少しピーターに葛藤させても良かったのではないでしょうか。それと、本作はそういう前提だから仕方ないんですが、ここまで出来が良いと、トム・ホランド主演×ジョン・ワッツ監督による“MCUとは関係のないバージョン”が観たかったなぁ…なんて思ったりもしてね。「トゥームスの狙いを見抜けなかったトニー・スタークやが少し無能に見えた」ってのは、この手の映画では仕方ないのかもしれませんな(そうじゃないと話が転がらないしね)。
そう言えば、予告編でバンバン流れていたこのシーンがなかったのは寂しかったかも。
ただ、一番イラッとしたのは、クライマックスのアクションシーンが暗かったこと。飛行機の上でスパイダーマンとヴァルチャーが何をやっているのか全然見えなくて。1回目を観終わった時は「最後で台無しだな!(`Δ´) クソガ!」って頭に来たほどだったんですよ。ところが、2回目はスゲー観やすかったから超ビックリ!Σ(゚д゚;) ナンデスト! これって、TOHOシネマズ新宿よりUCアクアシティお台場のスクリーンが明るいってことなのか、抗議があって明るくしたのか、それとも1回目は単に僕の目がどうかしてたのか? いや〜、2回観て本当に良かったというか、不思議なこともあるもんですな〜 (・ε・) ウーン
1回目は、この場面とか何が何やらだったのに、2回目はよく見えたという不思議。
その他、「が端役だったのはガッカリ」とか「が素晴らしすぎる」とか「ショッカーは微妙だったなぁ」とか「トニー・スタークの『(キャップは)手加減してくれたんだ』発言に萌え」とか、思うところはあるんですけど、割愛! とても面白かったです (´∀`) ウフフ ジョン・ワッツ監督、良い仕事をしましたね〜。続投するかどうかは不明ですが、も楽しみでございます。おしまい。
サントラ。やもあります。
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お約束として貼っておく東映版DVDボックス、スゲーほしいです。
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